朝な夕なに

こずえ(高2 三重県)

待てど陽の当たらぬ場所がある

世間が僕を放って忘れた昼下がり

それでも笑っていられるのはなぜだろう

変化というやつは必然である

正義が容易くくつがえった暮れのころ

それでも人を励ませたのはなぜだろう

機会は皮肉に訪れるものである

頑張る僕が嘲笑われた夜更けのころ

それでも堂々としていられたのはなぜだろう

素直とは意外にも希有である

僻みがはびこる明けのころ

それでも高貴でいられるのはなぜだろう

人格とは創るものである

無気力に萎えたこの世の中で

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