名古屋芸術大学芸術学部デザイン領域 文芸・ライティングコースでは、令和8年度の特別客員教授として、詩人の和合亮一先生をお呼びしています。今回は、オープンキャンパスのなかでの公開イベントとして、連詩の創作、朗読とトークを行います。
『連詩の海 La Mer』は、和合先生と、文芸ライティングコースの学生、そしてゲストや教員も含めて詩を紡いでいく即興的な詩のパフォーマンスです。
詩を閉鎖的なものではなく、解放されるものとして展開することを狙った「連詩」は、大岡信、谷川俊太郎らの詩人グループ「櫂」によって提唱、実践され、いまは大岡信の地元にて「しずおか連詩」として続いています。和合先生は、2009年に小池昌代、天沢退ニ郎、穂村弘らと参加されています。
また、和合先生が 2011年に Twitterに投稿して編まれた『詩の礫』も、自身や社会との連詩なのかもしれません。
名古屋芸術大学での本講演では、「連詩」の紹介から、実際の創作を現場で行い、そして朗読と、言葉をどのように編んでいくかというトークを同時に行なっていきます。それらが海のように広がり、豊かに私たちを育んでくれるでしょうか。
ぜひ、文芸・ライティングコースの取り組みを目撃ください。
名古屋芸術大学 文芸・ライティングコース 令和8度 特別客員教授 和合亮一(詩人)公開授業 in オープンキャンパス
『連詩の海 La Mer』
日時:2026年 8月22日(土)
午後 3:00〜 4:30(開場 2:45)
会場:名古屋芸術大学 西キャンパス
B棟大講義室
愛知県北名古屋市徳重西沼65(Google Map)
入場無料
※予約をしていただくとよいお席になります。ぜひ、下記フォームからご予約ください。

和合亮一(わごう りょういち)
1968年福島市在住。詩人。国語教師。中原中也賞、晩翠賞、萩原朔太郎賞、NHK東北放送文化賞、みんゆう県民大賞など受賞多数。2011年、東日本大震災直後の福島からTwitterで連作詩『詩の礫』を発表し続け、国内外から注目を集めた。2017年7月、詩集「詩の礫」がフランスにて翻訳・出版され、第1回ニュンク・レビュー・ポエトリー賞を受賞。フランスでの詩集賞の受賞は日本文壇史上初となり、大きな話題を集めた。また英訳詩 『SINCE FUKUSHIMA』が2024年度の全米文学翻訳者協会の翻訳賞にノミネートされるなど、詩人として国際的な評価が高まっている。
新聞や雑誌へのエッセイの連載や合唱の作詞、ドラマやオペラの台本なども数多く手掛けている。代表的な合唱曲に「つぶてソング」(新実徳英作曲)「夜明けから日暮れまで」「楽譜を開けば野原に風が吹く」(共に信長貴富作曲)などがある。親しまれてきた詩や合唱曲は、小中高の教科書に多数掲載されている。
ポエトリーリーディングを盛んに行い、国内のみならず、海外のステージもこなしてきた。坂本龍一や大友良英、田島貴男、後藤正文、harukanakamura、あらかじめ決められた恋人たちへ、などのミュージシャンや、女優の吉永小百合、紺野美沙子、中嶋朋子や、様々なアーティストとのリーディングのコラボレーションの機会を重ねてきた。
「あいち国際芸術祭2022」日本代表アーティストの一人に選出され「詩の礫」を美術作品として展示し、話題を集めた。昨年より、萩原朔太郎賞審査員などを務める。

名古屋芸術大学 芸術学部、デザイン領域に位置するコースです。
学生は、文芸作品を創作するプロを目指して活動します。小説、エッセイ、詩、短歌、俳句、絵本、漫画原作など様々な文章を基礎とした作品を制作し、いかに読者へ届くかを研究します。書く力を得るには、読む力も必要になりますから、国内外の文芸作品を読む授業も行います。
創作した文芸作品を、製本して読んでもらうだけでなく、イラストと構成した空間展示や、朗読、上演、ネットメディアでの展開などもデザインしていく可能性を探っています。 芸術大学というクリエイティブな環境を活かし、他領域、他コースとの連携、学外発表を行っていきます。4年間のアクティビティーを通して、文芸作品が人々に豊かな場をもたらすことを実現します。
